日常の日記‡hik‡
「いつか僕らは死ぬんだ」
だからなんだと言うんだ。
「だからなんだよ」
そうだ、なんだよ。
「だから、恋だなんだとか、子孫繁栄だとか、無駄なんだ」
そんなこと、何勝手に決めてんだよ。
「何勝手に決めつけてんだよ」
全くだ、その通りだ。
「なんだお前、何がいいたいんだ?」
何が言いたいとか、そんなことを聞かれても、正直困る。
「つまりだな」
何を言うつもりなんだ。
「レンアイとか、そういう類のものは必要ないって、そうおもうんだよ」
「極論じゃないか?」
全くだ。だけど僕は別に、そんな事を言いたいわけじゃない。
「たとえ頭でレンアイとか、あんまり必要ないとか思ってもよ、なんか自然と好きになってるじゃん」
そうだ、その通りだと僕も思う。
だから、困るんだ。
「本能なんだよ、好きになるのは」
そうか、本能なのか。
「だいたい、お前みたいなこと言う奴って、大概モテない奴だし」
「…」
「俺もモテない部類だけど、やっかむなよ。みっともないぞ」
「やっかみとか、そんなんじゃない」
僕がそんなこと、本気で考えたりしない。
「じゃあなんだよ」
「…きっと僕の恋は、実らないから。ちょっと悲しかっただけだよ」
彼は僕の肩に腕を置いて。
「安心しろ。俺も仲間だ」
そして笑った。
すごく悲しかった。
恋なんて、したくない。
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